高速道路を運転していると、うっかり出口を通り過ぎてしまうことってありますよね?
おしゃべりや音楽に夢中になっていたり、考え事をしていたりと、理由はさまざま。
そんな時、実は間違えた出口までの料金を支払わずに、無料でUターンする方法があるのをご存じでしょうか?
今回は「特別転回」という制度を使って、無駄な出費を防ぐ方法について詳しくご紹介します!
「特別転回」とは?
まず、「特別転回」とは何かを説明しましょう。
この制度は、高速道路で出口を間違えた場合でも、安全に元の進行方向に戻れるようにするための仕組みです。
特別転回を利用すると、通り過ぎたインターチェンジまでの料金を払わずに、正しい出口までの料金のみで済むようになっています。
現金払いでもETCカードでも利用できるため、誰でも簡単に活用できるのが魅力です。
出口を間違えてしまった時、どうすればいい?
一度出口を過ぎてしまうと、「次のインターチェンジまで行ってしまうのか…」と焦ってしまうかもしれません。特に、出口を間違えたまま無理にUターンしようとするのは非常に危険です。
しかし、落ち着いて行動すれば、安全に戻る方法があるのでご安心を。
この特別転回制度を知らずに、多くの人が余計な料金を支払ってしまっているのも事実。
そんな時にこそ、特別転回を活用しましょう。
「特別転回」の方法
実際に特別転回を利用する手順を見てみましょう。
1. 次のインターチェンジまで落ち着いて運転
出口を通り過ぎたことに気づいたら、まずは落ち着いて深呼吸しましょう。
焦ってしまうと、安全運転が難しくなりますので、次のインターチェンジまで安全に運転を続けます。
2. 有人の「一般レーン」へ進む
次のインターチェンジに到着したら、ETCレーンではなく、必ず係員のいる一般レーンに向かいましょう。
ここがポイントです。無人のETCレーンでは特別転回は対応してもらえません。
3. 係員に事情を説明
一般レーンで係員に「出口を間違えたので特別転回をお願いしたい」と説明します。
係員は親切に対応してくれますので、指示に従いましょう。
ETCカードの利用者は、カードをETC車載器から取り出しておくとスムーズです。
4. 「特別転回証」の発行と帰路の案内
現金払いの方には「特別転回証」が発行されることもあります。
ETCカード利用者も係員の指示通りに支払い手続きを行い、Uターンの案内を受けることができます。
※注意点:特別転回が利用できない場合
特別転回には、いくつかの制限がありますので注意が必要です。
• 無人の出口では不可:スマート出口やETC専用出口など無人ゲートでは特別転回が利用できません。
• 都市高速では利用不可:首都高や阪神高速など、都市高速道路ではこの制度は適用されません。
• 一部インターチェンジでは対応不可:インターチェンジの構造によっては、特別転回ができない場合もあります。
もし無人の出口に出てしまった場合でも、一般道でUターンできるように係員が案内してくれることがありますので、まずは事情を説明してみましょう。
結論:特別転回を活用して無駄な出費を防ごう
この特別転回制度は、高速道路でのちょっとした失敗をカバーしてくれる便利な仕組みです。料金所の係員がサポートしてくれるので、慌てずに安心して利用できます。
出口を間違えた程度なら大したことないと感じるかもしれませんが、積み重なると意外と大きな出費になりますよね。せっかくある制度をうまく活用して、無駄な支出を抑えましょう。
悪用は厳禁ですが、必要な時にはしっかりと利用して、目的の出口で安全に降りることを心がけてください。
以上が、高速道路で出口を間違えた時に役立つ「特別転回」のご紹介でした。次回のドライブで思い出して、うまく活用してみてくださいね。
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